金曜日、病院に母のお見舞いに行ったら、母が、「ちょっと聞いてみてよ。」とケイタイを差し出した。
留守番電話が入っているのだという。
「気持ち悪いのよ。」と母は怯えていた。
留守電を聞いてみると、B-○INEという、フィットネスクラブからだった。
「会費を3か月分滞納されていますので、すぐにお支払いください。」というものだった。
そういえば、、、、と思い当たる節があった。
あれは、9月の終わりだったか10月の初めだったか、まだ元気だった母が、近所のフィットネスクラブに行くことにしたと、言っていたのだった。
「通えるかどうかわからないから、会費は高いんだけど、月会員にしたの。とりあえず、2か月分申し込んできたわ。」と。
あれから母は、すぐに病気になり、フィットネスクラブには一回も行っていない。
「ああ、もったいないなぁ。」と私は思っていたが、まさか今回のような電話がかかって来ようとは、思いもしなかった。
母は、「月会員」になったのだから、会費を払った分だけ会員であると理解していて、私もそうだと思っていた。
私は、病院の「ケイタイOKエリア」に母を連れて行き、そこからすぐにB-○INEに電話をかけた。
まず、母の名前を名乗り、それから自分の名前を名乗り、母が病気なので私が代理で電話をしていることを告げた。
「母は、通えるかどうかわからないのでということで、とりあえず月会員になったのですが。」と私は切り出した。
すると、相手は、突然声を荒げてまくしたてた。「入会に、とりあえずも何もないんですよっ!」
つまり、相手の言い分は、こうだ。
「入会したら、入会資格は、本人からの退会届が提出されるまで、一生続く。クラブを実際に利用しているかどうかなんて関係ない。」
母の解釈と大分違う。
実際に、母は、どういう説明を受けたのだろうか。母が規約にサインをしたと言うが、どんな規約だったのだろうか。
母が会費を払ったのは、10月分と11月分だ。相手の言い分は、つまり、12月分から今月まで3か月分の会費を滞納しているというのだった。
相手は、自宅に電話を何度かかけていたと主張するが、留守番電話に入っていたことはなく、請求書が郵送されてきたこともない。
老人をつかまえて、あいまいな説明をして、それで、いきなり「滞納しています!」というその言い分に、私は腹を立てた。
オフィスに帰って、すぐに消費者センターの電話番号を調べたが、すでに5時を過ぎていたので、実際に電話をするのは、今日(月曜)までお預けとなった。
今日の朝、待ちかねて、消費者センターに電話をした。
電話で全てを説明し、消費者センターの人が、B-○INEに電話をかけてくれることとなった。
しばらくして、消費者センターから再び電話。
「事情が事情なので、今回は特別、12月までさかのぼって『休会』ということにして、2月末で退会ということにしてあげます。休会の間は、一ヶ月500円になるので、3か月分として1500円を払ってください。それから、今回は特別なことなので、医師の診断書を提出してください。」
ということになったということだった。
医師の診断書って、、、、。大病院だから、5000円くらいかかるよ。
フィットネスクラブの休会程度にそんな正式書類がいるもんなの?
私は父に電話をした。
「ママが、10月から病気である証明とか、せめて入院している証拠とか、そういうの、何かない?」
「保険のことだろ。それなら、退院の時にまとめてやるから大丈夫。」
「違うよ違うよ。」
私は父に全てを話した。
父は、激怒した。
「午後からB-○INEにいくのか。なら、わしも行く。」
父と私は、ふたりでフィットネスクラブに出向いた。
「女性だけのフィットネスクラブ」ということをうたい文句にしているので、父は中に入れない。相手は、私だけを中に入れようとしたが、父にもどうしても話に参加してもらいたかったので、相手に玄関先に出てきてもらった。
母がサインしたという規約を見せてもらい、その規約と同じ文章であるという、印刷物をもらった。その場でふたりでチラッと目を通したが、父は、「家に帰ってゆっくり読ませていただきます」と言った。
父が、病院の領収書を持ってきたので、それを見せて、診断書の代わりにこの領収書のコピーでもいいことにしてもらった。
はっきり言って、私は、もう面倒くさくなっていた。さっさと1500円払って、終わりにしてもいいと思っていた。でも、父は違っていた。父にとって、1500円とか、そういう値段はどうでもよかった。それより、相手の言い方というか、やり方が気に食わなかったらしい。
つまり、老人に適当な説明をして、勘違いをさせておき、相手の言うところの「滞納金」が溜まった時点で初めて電話をするという、そういうやり方が、気に食わなかったのだ。
父は、規約について質問した。そして、その規約が全国共通で、フランチャイジーから配布されたものであることを聞いた。それから、九州の本社の電話番号もゲットした。
私達は、このオフィスに帰ってきた。そこで、ふたりで冷静に規約を読み直した。
会員には、3種類あるらしい。2年ごとの契約のゴールド会員と、1年ごとの契約のシルバー会員、それから毎月ごとの契約の月会員だ。
「毎月ごとの契約」という言葉に私達はひっかかった。
これは、長い規約のうちの上のほう、3番目の文章だ。会員としての契約についての記述だ。会員資格は自動更新されるなんてことは、一言も書いていない。
父は、九州の本社に電話をした。
九州の本社には、すでに私達が出向いた支部から連絡が入っているらしく、話が早かった。
どうやら、九州の本社は、「会員資格」と「会費の払い方」をごちゃごちゃにしているようだった。父にそこを指摘されて、「そういえばそうですねぇ。」のような応対だったそうだ。
一般的に言うと、会費の払い方の種類なんて、どちらかというと、瑣末なことだ。長い規約の上から3番目に書かれるようなことではない。
結局、父の言い分が通り、九州の本社は、11月末での退会を認めた。「○○支部には、こちらから言っておきますから。」とのことだった。
一応一件落着と思っていいのだろうか。
退会届も書いていないし、診断書やそれに代わるもののコピーも提出してはいないが。。。
話し合いが決裂していたら、伏字にしないで、ばっちり書いちゃうつもりだったけど、とりあえず、丸く収まったってことになったので、今は、伏字にしておきます。
この後の展開では、、、、、どうするかなぁ。。。。。
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