ピアノの練習曲
ピアノの発表会が終わり、久しぶりに新しい曲を練習しようと言うことになった。
去年まではグループレッスンで、個人レッスンになってからも、グループレッスンで使っていたテキストを
継続的に使っていたので、今使っているテキストは、6月だったか7月に先生が新たに用意してくださったものだ。
8月半ばからずっと発表会の曲ばかり弾いていたので、久しぶりのテキストだった。
実は、私はこのテキストに少々不満があった。
というのも、指の架け替えなどの全くない、単純な指使いの曲ばかりだったからだ。
たとえば、ハ長調なら、ドレミファソの5音しか使わないという、そういう曲ばかりなのだ。
グループレッスンの曲は、最後のほうになると大分複雑な曲になっていて、
モーツアルトの「魔法の笛」など、それなりの曲も出てきていた。
息子は、テキストがいきなり簡単になったので、「らくち~ん」で最初のうちは喜んでいた。
しかし、単純な指使いばかりで2ヶ月も過ごすと、折角練習した指の架け替えを忘れてしまい、
8月半ばに発表会用の曲の練習を始めたばかりのときは、戸惑ってしまった。
私も、この2ヶ月で、こんなにヘタクソになってしまったのかと、非常に落胆したものだ。
先生にそれとなく、言ってみたが、
「基本が大切ですから」とおっしゃるばかりだった。
そのテキストを、久しぶりに開き、私が試しに次の曲を弾いてみる。タメイキ
その次の曲。タメイキ
その次の曲。またまたタメイキ
そして、そのまた次の曲。これは、これは、タメイキでは済まされなかった。
なんと、息子たちがが2年前のグループレッスンの発表会で弾いた曲が出てきたのだ。
全く同じ楽譜。しかも、2年前には分散和音のチョット難しいパートがあったのに、
その部分が削られて、簡単な部分だけになっていた。
2年前と言うと、ピアノを始めたばかりの1年目の時のことだ。
この曲を弾いたのは、両手奏になってはじめてくらいの時だった。
それを見た瞬間、息子のテンションがぐぐっと下がったのを感じた。
発表会では、ペダルこそ踏まなかったものの、フォルテとピアノを駆使して、
感情たっぷりに演奏をして、喝采を浴びたのに。
(バレエの先生も忙しい中、発表会に足を運んでくださって、
「表現力がすばらしかったわ。やっぱりバレエをやっているからね。」とお褒めの言葉を頂戴しました。)
基本が大切という先生のお言葉。プロの先生がおっしゃるのだから、そうなのだろうけれども、
息子は何も、将来音楽家になるわけではない。
趣味としてピアノを習っているんだから、2年間の進歩を全く無視されるのは、あんまりだ。
私は、従姉が昔使っていた楽譜を取り出し、片っ端から弾いていった。
そして、勝手にバッハのメヌエットを選んだ。
この曲の前半部分は、とりあえず簡単だ。
今までのテキストの曲を練習させるつもりはない。
勝手にこの曲を練習していくんだ。
大好きな先生なんだけど、このままあのテキストを続けるようなら、先生を変えてもらうか、ヤマハを辞めるしかないかな。
こんなことで、ピアノそれ自体をやめちゃうのは残念だけど。
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